フッ素はカルシウムやカリウム、ナトリウム・鉄のように体内に存在している物質で、一般的な成人で約2.6g程度のフッ素が体内に存在していると言われています。
歯の主成分はハイドロキシアパタイトというもので、フッ素が働くと酸に対して安定した結晶を持つ「フルオロアパタイト」という物質を生成します。ハイドロキシアパタイトはむし歯菌の作り出す酸によって溶けることでむし歯になりますが、このフルオロアパタタイトが加わることで、酸に溶けにくくむし歯になりにくい歯へと変貌していきます。かいつまんでいうと、フッ素の作用でバリアを作るということです。
更に、歯垢中の細菌の代謝作用の抑制によりむし歯の原因である酸産生を抑制する作用もありますので、むし歯菌に対して二段構えの予防が可能になるということです。
フッ素は意外にも身近な所に存在しています。有名な所でいうと、歯磨き粉。「フッ素配合」という表記やCMは誰もがご覧になられたことがあるのではないでしょうか。その他にも食卓塩や水道水(人為的に入れています)、土地によっては井戸水にもフッ素は含まれています。ですからフッ素は気づかないうちに、ほぼ毎日摂取していると言っても過言ではありません。しかし、これらによって劇的にむし歯を予防できるかというとそうではりません。フッ素を効率よく歯に浸透させようと思うなら、歯科医院でのフッ素塗布が適切です。
初期のむし歯はエナメル質(歯の一番外側の部分)の表層より少し下側から始まり、歯の表面に白い斑点のような状態となります。実はその下ではむし歯がどんどん進行して歯の内部に空洞ができ、外圧によって表層部分穴があくことで皆さんが知る「むし歯の状態」になります。しかし、表層のエナメル質が残っている初期のむし歯のときは、唾液に含まれるフッ素により再石灰化が促進されます。再石灰化が進むと、初期の小さなむし歯は削ることなく修復します。当院では、予防的観点から行うフッ素塗布の他に、初期虫歯の経過観察時に再石灰化を促す高濃度のフッ素を塗布することで、歯を削らない治療に役立てています。
フッ素配合歯磨き粉を使用する目的は、当然フッ素で歯を守ることです。そのため、フッ素を歯に残すことを意識しましょう。 まずは歯全体に歯磨き粉が行き渡るようにし、歯を磨き終わった後は少量のお水で1回だけ口をゆすぎましょう。
歯磨きが終わった後の1〜2時間は飲食を控えることで更に長くフッ素を歯の表面に留めることにつながります。 フッ素入りの歯磨き粉を正しく使い、歯質を強くすることで虫歯から歯を守りましょう。(※1)
ただし、フッ素配合歯磨き粉を使い続けたからといって、歯垢や歯石が除去できていなければ虫歯になる可能性はありますので、歯ブラシの毛先が届かない隙間を磨くためにも、フロスと歯間ブラシを併用してお使いいただくことをおすすめします。
※1)参考サイト
ここまでいうと、フッ素は「むし歯に対する万能薬」、「高濃度の物を毎日摂取した方がいいのでは?」と思われた方もおられるかもしれません。しかし、どんなに良い薬でも、薬にはいい作用(主作用)がある反面、悪い作用(副作用)が存在します。
まずフッ素はむし歯になりにくくなるだけであり毎日の歯ブラシなど清掃が大事でありそれを怠ってしまうとどれだけフッ素を摂取していてもむし歯にはなりますので日頃の歯磨きは必要です。
次にフッ素にも適量摂取するのは問題ありませんが過度に摂取しますと急性中毒(一度に大量に摂取した場合)、 慢性中毒(急性中毒は起こさないが、頻回に長期間摂取した場合)といった中毒症状、歯の形成期に過度に摂取しますと斑状歯と言われる形成異常が起こります。
そうなると今度は、毎日水道水や食卓塩などで摂取しても大丈夫なの?と疑問に思うかもしれませんが普段の微量なフッ素の摂取は問題はありません。フッ素は90%胃や腸で吸収され吸収された内のまた90%は排泄され体内に残る量はかなり少なくなります。
では、どの程度摂取すれば中毒になってしまうかというと、子供の場合、5才児程度であればフッ化洗口液(うがい薬)を40人分を一度に飲んだ場合だそうです(※2)。おそらくですが、40人分のフッ化洗口液を一度に飲み込める5才児などいないのではないでしょうか?つまり過度に心配する必要ないということですが、何事も適度な摂取が大切です。フッ素を使用すべきかそうでないか、迷った場合はお気軽に歯科医師までご相談下さい。
子供の年齢 | 飲料水フッ化物イオン濃度 (mg/L) | ||
---|---|---|---|
0.3以下 | 0.3~0.7 | 0.7以上 | |
誕生~3歳 | 0.25 | 0 | 0 |
5歳~13歳 | 0 | 0.25 | 0.50 |
3歳~5歳 | 0 | 0 | 0 |
国際歯科連盟(FDI)のフッ化物推奨投与量(mg/da
※2)推定中毒量は、5歳児(体重18Kg)が週5回法のフッ化物洗口液(0.05%フッ化ナトリウム溶液)を40人分一度に飲んだ場合に到達します。
フッ素は歯を守ることにおいて重要な成分であり、適切な量を使用することでむし歯に強い歯質を作る一助となります。
しかし、いくらフッ素で歯質を強化し、細菌の酸産生を抑制できたとしても、細菌がお口の中に存在し続ける限り、むし歯を完全に防ぐことはできません。
ですから、お子様の歯をむし歯から守るためには、フッ素による歯質の強化だけではなく、糖質の摂取方法(量・時間)、歯垢や歯石の除去(予防歯科)が重要になります。
とはいえ、お子様自身で食べ物の管理をしたり、歯磨きを完璧にするのは非常に困難です。保護者の方がしっかり糖質の摂取を管理し、歯磨きのチェックや仕上げ磨きが肝心となります。
その上で、歯垢や歯石、むし歯のチェック、そしてフッ素の塗布など、歯医者に予防で通う習慣を身につけて頂ければ、お子様のむし歯リスクを下げることができると考えます。お子様に、痛い治療ではなく、気持ちの良い予防で歯医者に通って頂けるよう、小さな頃から予防歯科を利用してください。
歯をむし歯や歯周病から守る一番の手段は「予防」です。当院には「予防」を目的としてご来院頂いている患者様が数千人単位でおられます。
そんな中、子供の頃の歯医者の治療の痛みや怖さから、トラウマとなってなかなか歯医者に行けず、ボロボロになってようやく治療に来られる方も少なくなりません。
これは患者様だけではなく、過去の歯科医院の治療方法にも問題があったのではないかと思います。アップル歯科では、お子様たちがそんなトラウマを持たずに歯医者とうまく付き合い、健康なお口を保ったまま成長できるよう、キッズクラブを通して様々な取り組みを行っております。お子様のお口の健やかな成長のためにも、アップルキッズクラブをご利用下さい。
こんな特典があります
お子様の歯を守るためのハンドブック
乳歯に関する知識や歯の守り方、保護者の皆様ができるお子様の歯の守り方のアドバイスを記したハンドブックです。
当院衛生士が作成したオリジナルのハンドブックですから、他ではてにはいりません。キッズクラブに入っていないお子様にも配布しています。
キッズクラブ会員資格
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
フッ素塗布 | むし歯になりにくように歯のエナメル質の結晶性を高める「フッ素」を歯面に塗布します。
治療期間…1日、治療回数…1回 |
500円 税込550円 |
カリエスPMTC |
お子様のカリエス(むし歯)予防のためのプロケアの特別なプログラムです。
治療期間…1日、治療回数…1回 |
3,000円 税込3,300円 |
大人の歯は、一度削ったり抜いたりしてしまうと、二度と元には戻りません。たとえ小さく削って小さく詰めても、それはいずれ取れてしまう樹脂や材料です。
ですからアップル歯科では、皆さまにいつまでも楽しくお食事をし、HAPPY LIFE・HAPPY SMILEで過ごして頂くために、悪くなった歯を治療するだけでなく、ご自身の歯、治療した歯を悪くならないよう予防することに力を入れています。
むし歯になった歯を治療する習慣はやめて、むし歯にならないように予防する「予防歯科」という習慣、そろそろあなたも始めませんか?
定期検診
アップル歯科で治療を終えられた患者様のほとんどが、定期検診を受けておられます。定期的にお口の健康状態をチェックしていくことで、前回より悪くなったところが浮き彫りになってきます。早期に発見することで、治療のベストな時期や、治療方法について、様々なご提案ができます。
歯周病予防
定期検診では必ず歯周病予防を行ないます。定期検診だけでなく、診察においても、治療が一段落したり、急ぐ治療でなければ先に歯周病予防を行い、お口の中を良い状態にしてから治療を進めます。
予防メニュー
歯周病予防や定期検診だけでなく、ご自身のリスクに応じたオプションのメニューがあります。そのオプションを+α(アルファ)して頂くことにより、いっそう予防の効果が高まります。
当院では、全ての患者様に定期検診によるお口の健康管理、健康維持をオススメしています。実際に治療を終えられた方の多くが、定期検診を受けておられます。
定期検診では、歯周病の予防や虫歯・噛み合わせのチェックを行ないます。これは、お口の健康を良い状態でキープするためには、一番欠かせないことです。定期的にチェックしていくことで、病気の再発や発症を未然に防ぐことができますし、もし、発見されても
4ヶ月に1度の定期検診をオススメしています。
あなたも予防歯科、はじめませんか!
私たちは、担当医・担当衛生士による定期検診、また、個人別データ管理により、あなたのHAPPY LIFEにおけるお口の健康を、全力でサポートいたします。
スウェーデン、フィンランド、アメリカなど、予防先進国といわれる国々では、定期検診率が80~90%と言われています。
それでは日本は何%でしょうか?
平成28年度の調査で52.9%、平成年度の34.1%から比べれば大きく伸びてはいるものの、世界から見れば高いものとは言えません。
過去1年間に歯科検診を受けた者の割合の年次推移(20 歳以上、男女計・年齢階級別)
この結果、図(1)グラフのように、予防先進国に比べ、日本では高齢者になるほど歯が残っている本数(残存歯数)が少なくなっています。
図(1)
80歳までに自分の歯を20本残しましょうという健康運動を「8020運動」と言います。
そもそも、歯は健康な状態だと全部で何本あるかご存知ですか?親知らずを含まずに、上下全部を合わせて28本あります。つまり、80歳になるまでに9本以上歯を失ってしまうとこの目標は達成できません。
定期検診率が数%とも言われている日本においては、80歳になると平均で15.3本しか歯が残っていないというのが現状です。(※1)80歳で20本の歯を残すには、定期検診は欠かせないことなのです。
アップル歯科では8020運動にとどまらず、予防先進国のその上を目指しています。
アップル歯科公式youtubeチャンネルでも、8020達成に必要な予防について動画で解説しています。是非ご覧ください。
※1)表19.1人平均現在歯数(80~84歳) 男性:15.1本 女性:15.5本 平均:15.3本
◎40才以上の方には、ドクターによって「舌ガン・口腔ガン」等の疑いがないか、視診によるチェックも行っております。
歯周病予防以外にオプションもございます。人それぞれリスクが違います。あなたに合ったメニューをプラスαしてはいかがですか?
虫歯になりやすい方に
歯周病が心配な方に
見た目の改善
誰もがHAPPY LIFE、楽しくて明るくて快適な人生を送りたい…と願っています。
HAPPY LIFEには、おいしく食事ができ、何の気兼ねもなく人々との会話を楽しむことは欠かせません。
アップル歯科は、治療するだけでなく、皆様の人生におけるお口の健康をトータルサポートさせて頂くためにここにいます。
虫歯が歯髄まで進行(C3以上)した場合や、根の病気になってしまった場合、根菅治療、すなわち歯の根の治療が必用になってきます。
具体的には、虫歯が大きくなり神経にまで達してしまい、歯髄炎になった場合や、あらゆる要因により歯の根に膿がたまってしまう根尖性歯周炎になった場合です。
虫歯を放っておくと、虫歯は深くまで進んで神経(歯髄)に達して、歯がしみたり、痛んだりします。 これを歯髄炎と良い、歯髄が細菌に感染してしまったということです。
治療の流れ
①むし歯を取り除きます。
②リーマーという器具を使って歯の神経を取ります。
③神経が入っていた空洞をガッタパーチャという薬で封鎖します。
④土台を入れて補強します。
⑤出来上がったかぶせを調整します。
⑥歯科用セメントでセットして治療が終わりです。
治療の流れ
①リーマーという器具を使って歯の中に入っている古い薬を取り除きます。
②状態が良くなったら歯の中の空洞をガッタパーチャという薬で封鎖します。
③土台を入れて補強します。
④出来上がったかぶせを調整します。
⑤歯科用セメントでセットして治療が終わりです。
当院では通常手探りで行われている歯の根の治療(根管治療)を、マイクロスコープを用いて、より確実で正確な治療を目指しています。
マイクロスコープを使った顕微鏡治療とは、肉眼の3~24倍の拡大視野で治療をおこなうもので、すでに医科領域では脳神経外科をはじめ多くの科で導入されています。
現在、日本の歯科医院においてはまだ2%という普及率ですが、アメリカでは1998年以降、根管治療専門医になるためのプログラムに、マイクロスコープの使用を義務づけています。
歯科治療は「手探りの外科治療」とも言われています。実際に目ではみえない細かいところを、手探りで治療しているのが現状です。そして、その精度には限界がありました。
根管治療は歯の中に神経が入り込んでくる、ごく細い管(根管)の中の治療です。この根管は人それぞれで、湾曲していたり、複雑に枝分かれしていたりもします。また、大臼歯などでは根管は3本、4本、と複数あり、そのすべてに完全な治療を行わなくてはなりません。この細かく複雑な根管内に神経組織や細菌が残ってしまうと、時間をかけ細菌が増殖し、骨の中に膿が溜まって歯茎が腫れたりするのです。マイクロスコープはその根管の中を明るく照らし、直接目で視ながら治療ができるのです。
マイクロスコープを使わないと、どうしても歯の根の先端をキレイにするのが難しく、再度細菌感染が起こりやすくなりますがマイクロを使うと根の先端まで汚れがキレイに取れるので再度痛みが出る可能性を低くすることができます。
写真1は、肉眼で根管治療をする場合の視野のイメージです。縮尺は拡大していますが、それでも赤丸の中穴は見えづらいことがわかります。一方写真2はマイクロスコープを使った場合の治療時の写真です。同じ小さな穴が鮮明に確認出来ることがわかります。赤丸の穴は見落とされることもあるような根管ですが、治療時にはこの穴を覗き込み、根管内をきれいにします。
根管治療は、いかに根管とその内部を把握できるかによって治療の精度は変わってきます。マイクロスコープを使うということは、これまで手探りで経験や勘に頼ってきた治療を、目視で行えるという大きなメリットが得られる治療となります。
その他、神経治療が上手くいかず、何年も歯科医院に通っている方や、歯の神経取る治療で悩まれておられる方、マイクロスコープを用いた根管治療を受けられたい方はお気軽にご相談ください。
歯は一度抜くと二度と元には戻りません。歯を抜く前にマイクロ根管治療を受ける価値は十分にあると思います。当院ではこのマイクロ根管治療で多くの方が歯を抜かずにご自身の歯で今もおいしくモノを食べることができています。
“歯を大事に思う貴方の想いを大切にしたい。”
それが当院の願いです。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
ブラッシング指導 |
日常のセルフケアのための、プロ(歯科衛生士)によるブラッシング指導です。磨けていないところの指摘や磨き方、全体的なケアの方法などを指導いたします。 治療期間…1日、治療回数…1回 |
30分/3,000円 税込3,300円 |
スケーリング |
歯科衛生士がスケーラーという器具を使って、歯面に沈着したプラークや歯石をはじめとした歯面に沈着したものを除去していく処置です。 治療期間…1日〜2週間、治療回数…1〜4回 |
30分/5,000円 税込5,500円 |
ルートプレーニング |
歯科衛生士が目視できない歯石の除去を行い、更に歯面を滑らかにし、歯石の再付着を予防すると共に歯肉の再付着を促します。
治療期間…1日〜2週間、治療回数…1〜6回 |
60分/8,000円 税込8,800円 |
PMTC |
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、プロ(歯科衛生士・歯科医師)による機械歯面清掃です。専用の機器やフッ化物入りの研磨剤などを使い、磨き残しや歯面の汚れを全て落とし、むし歯や歯周病になりにくい口腔内環境を作ります。 治療期間…1日、治療回数…1回 |
30分/5,000円 税込5,500円 60分/8,000円 税込8,800円 |
メインテナンス |
歯科医師や歯科衛生士による治療箇所の経過観察、歯周病予防、咬合チェック、虫歯チェックを行います。 治療期間…1日、治療回数…1回 |
60分/8,000円 税込8,800円 |
クラウンレングス |
歯冠延長術という、歯肉や歯槽骨を削ることでむし歯や歯が割れている部分を歯肉の上に出し、抜歯を免れるための保存法です。歯茎や歯を支えている骨を削ることでむし歯や歯が割れている部分を歯茎の上に出し、抜歯を免れるための保存法です。
リスク・副作用 |
1歯/50,000円 税込55,000円 全顎/200,000円 税込220,000円 |
FOP |
歯肉剥離掻爬術という、歯周病に対し行われる治療で、歯と歯茎の間奥深くにあり通常の器具では除去する事ができない歯石を取り除く際に行う施術です。
リスク・副作用 |
30,000円 税込33,000円 |
FGG・CTG |
歯肉移植術という、痩せて薄くなった歯肉や、歯を抜いた後に陥没した部分がある場合に、他の部位から歯肉を移植する歯周外科処置です。
リスク・副作用 |
70,000円 税込77,000円 |
GBR・エムドゲイン |
骨誘導再生ともいう、失った歯槽骨や顎骨などの骨組織の再生を人工膜や自家骨、骨補填剤を使って骨を造成する治療方法です。
リスク・副作用 |
100,000円 税込110,000円 |
※1)隣接面う蝕の深さはう蝕の進行の目安になる。修復処置は象牙質内に0.5mmより深い病変で考慮し、それより浅い病変では予防処置や再評価を考慮することが推奨される。
当院の定期健診では、40歳以上の方から口腔がんのような症状がないかを併せて行っております。経験豊富な担当医により、口腔内に腫瘍や異物がないか入念にチェックを行います。
また、その他お口のトラブルがないか、徹底的にチェックしますので、気になること等ありましたらお気軽にお尋ね下さい。
口腔がんってどんな病気?
ここで言う口腔がんとは、舌にできる舌がん、舌と歯ぐきの間にできる口腔底がん、歯ぐきにできる歯肉がん、頬の内側粘膜にできる頬粘膜がん、口の天井部分にできる硬口蓋がんなどを指します。
口腔がんは口の中を不衛生にしている方や、虫歯や義歯などで舌や口腔に刺激を与えている人、熱い食べ物や辛い刺激物を好んで食べる人に多くみられる病気です。また、喫煙や飲酒なども罹患する原因となることがわかっています。
口腔がんの症状
初期の状態では痛みや出血などはなく、硬いしこりがあるといった程度の症状がほとんどです。
痛みがない分、自覚症状も薄く、口内炎だと思っていたものがなかなか治らないというケースも注意が必要です。
症状が悪化すると、硬いシコリが触れる程度にまでなり、冷たい物や辛い物、酸っぱい物などがしみだしたり触れると痛みを感じるようになります。
シコリができた場所にもよりますが、がんが大きくなってくると腫瘤が目視できるようになり、指で触れるようになります。
場合によっては摂食が困難になったり、腫瘤から出血をするというような症状が出る場合も少なくありません。
予防と早期発見
明石アップル歯科では、口腔がんを含め、予防に力を注いでいます。口腔がんも早期発見であれば大事に至らないことも多々あります。
実際、当院においてこの1年間ですで2症例の口腔がんを発見し、病診連携により速やかに成人病センターへの紹介を行ない、適切な処置を行いました。
まずは予防し、患ってしまっても早期発見すること。
そのためにも当院では4ヶ月に1度の定期健診をお勧めしております。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
咬合治療 通常症例 |
診断・精密検査を行い、スプリントという装着物(マウスピース)により痛み・炎症の原因の緩和や顎位の調整を行います。 リスク・副作用 |
50,000円 税込55,000円 |
咬合治療 難症例 |
診断・精密検査を行い、スプリントという装着物(マウスピース)により痛み・炎症の原因の緩和や顎位の調整を行います。難症例と判断された場合、通常より精密に、処置を進めていきます。 リスク・副作用 |
100,000円 税込110,000円 |
調整料 |
スプリントの調整や経過監察、顎位・咬み合わせの高さ調整などを行います。 | 1回/5,000円 税込5,500円 |
眠っているかのような状態でまとめて治療を進めます
眠っているような状態で治療を行うため、あっという間に終ったと思えます。通常の治療が行えない方に、快適さと満足を提供するための治療です。
短期集中歯科治療は、痛みを伴う治療をまとめて行う治療であり、すべての治療が1日で終わるというものではりません。
治療に関してもセラミック矯正とは違い、一日で咬み合わせを変えるようなものではありません
当院では、咬み合わせの伴わない治療やや将来の歯の健康を考慮しないセラミック矯正はお受けすることはできませんが、咬み合わせや将来的に長持ちすることを前提とした治療であれば、短期集中歯科治療と合わせて、治療期間の短縮を図ることは可能です。
短期集中歯科治療は、麻酔+歯科医師の拘束時間に応じた費用+補綴(治療)代をお見積りにてご提示致します。カウンセリングを通じて患者様ごとの悩みやご都合を考慮し、オーダーメイドの治療法をご提案しています。
痛みが苦手・怖い人の歯周病治療・予防として、痛みの少ない「ペリソルブ」という薬剤を使った治療があります。
これは、歯周病の原因となる歯垢や歯石を薬剤で融解・殺菌して病巣を取り除くという方法です。これを使うことにより、より痛くなく・低リスクでの歯周病治療や予防が可能です。その効果は論文でも認められています。
本研究の結果は、エアポリッシュまたはペリソルブ®の適用により、細胞の生存と根表面でのPDL細胞の拡散が可能であることを示しています。
ペリソルブは、歯垢や歯石に薬剤が作用し、溶かした上で掻き出すという歯周病治療です。歯周病治療では、超音波の器具や、刃のついた特殊の器具を用い、歯石などの汚れを物理的に取り除く方法が行われます。
通常の歯石取りは、機械の振動や刃物のようなもので歯石を取り除くわけですから、多少なりとも痛みを感ることがあります。しかし、ペリソルブを使うことでその硬い歯石を融解するので、歯肉を傷つける可能性の少ない歯周治療が可能です。更に歯肉を傷つけにくいことから治りも早く、歯肉炎の腫れなども早く引きます。
歯周病治療は、歯ぐきの中の歯石を取る際に出血を伴うことが多々あります。出血があると歯石を除去する際に歯石や歯垢内の細菌が飛散し、歯肉から雑菌が血管に侵入すると全身疾患に繋がったり、細菌を吸い込むことで誤嚥性肺炎の発症の原因となることもあります。ペリソルブを使うことで痛みと共に出血を防ぐことが出来るので、当然ながら感染のリスクも下がります。さらに、ペリソルブの殺菌性により歯石自体も塗布することで殺菌してくれます。口腔内や体内への感染を最小限に低くしてくれる治療です。
ペリソルブの塗布
軟化した歯石の除去
歯肉の回復
※1)観測された睡眠時咬合力の最大値は81.2kgfであった.またこの値は,被験者の覚醒時における最大随意咬合力の111.6%に相当していた.
アップル歯科クリニックでは、介護事業者の皆さまや、その他個人・団体向けに、「お口の健康相談会を行っております」。相談会では、要介護者向けの講和や、介護者お一人おひとりの口腔内検診など、ボランティアで行わさせていただきます。相談会の場所は介護事業者様にご提供いただき、こちらが赴きお話させていただきます。ただし、相談会の申し込みエリアは、当院から半径16キロ圏内の事業者様のみとさせていただきます。
お口の健康相談会を受けられた方には、お一人ずつにお口の健康状態をお知らせする用紙を作成しますので、今後の口腔ケアにお役立ていただきます。お口の健康状態のお知らせには、現在の患者様のお口の中の環境の問題点を、改善策のコメントを添えて記載いたします。
※1)平成14年の東京都K区での井上らの調査によ ると,1歳2か月児(393名),1歳6か月児(557名),2歳0か月児(472名),3歳0か月児(695名)における指しゃぶりの頻度は,28.5%,28.9%,21.6%,20.9%
※1)電動歯ブラシは、短期的および長期的に手動の歯磨きよりもプラークおよび歯肉炎を軽減します。
※2)本研究の結果は、タフトブラシの優位性を示した論文もありますが、後臼歯の全部ではないがいくつかの部位でプラークを除去するための有効な道具となり得ることを示唆していた。
明石アップル歯科について
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
13時迄
※日曜・祝日診療は不定期となります。
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