歯周病(歯槽膿漏)

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歯周病(歯槽膿漏)とは?

歯周病の治療について

歯周病とは

歯は歯槽骨(あごの骨)によって支えられています。お口の中に汚れが溜まるとまず歯茎が炎症を起こし、腫れたり出血したりします。この炎症が続くとやがて歯槽骨も炎症を起こすようになり、骨が溶かされ、歯を支えられなくなり抜けてしまいます。これらの症状を総称して歯周病と言います。

歯周病は感染者数の多い感染症として知られており、ギネスブックにも掲載されたことのある身近な病気です。また、感染者数が多いだけでなく、歯が抜ける原因の第一位を占めるほどリスク・実害の高い病気でもあります。

健康な歯茎と歯周病の歯茎

歯を失う最大の原因は歯周病(歯槽膿漏)

歯周病は歯が抜けてしまう1番の原因と言われています。(※1)歯茎がブヨブヨとして出血したり膿が出るような、歯周病の末期状態は歯槽膿漏と呼ばれています。

歯周病(歯槽膿漏)は歯周病菌を含んだ汚れ(歯垢・プラーク)が溜まることが原因で進行します。

抜歯の主な原因のグラフ

第2回永久歯の抜歯原因調査報告書より、
図29「抜歯の主原因(全体)」を元に独自に作成

※1)抜歯の主原因別の割合を図29に示す。最も多かったのは歯周病(37.1%)で、次いで、う蝕(29.2%)、破折(17.8%)、その他(7.6%)、埋伏(5.0%)、矯正(1.9%)の順であった

歯周病の進行段階

正常な歯周組織

正常な歯茎

歯肉溝

0.5〜2mm

X線画像上の骨吸収

なし

歯周病は歯肉溝に汚れ(プラーク)が溜まることで進行します。

ステージⅠ

歯肉炎

歯周ポケット

4mm以内

X線画像上の骨吸収

歯根長の1/3未満(<15%)

歯肉にプラークがたまり、歯肉が炎症で腫れることで歯周ポケットになります。

ステージⅡ

軽度歯周病

歯周ポケット

5mm以内

X線画像上の骨吸収

歯根長の1/3未満(<15〜33%)

歯周病菌が歯の周りの組織に侵入し、歯を支えている土台となる骨が破壊され始めています。

ステージⅢ

中等度歯周病

歯周ポケット

6mm以上

X線画像上の骨吸収

歯根長の1/3を超える

歯の周り骨も歯の根の長さの半分近くまで破壊され、歯がぐらつき始めます。

ステージⅣ

高度歯周病

歯周ポケット

6mm以上

X線画像上の骨吸収

歯根長の1/3を超える

歯の周りの骨が半分以上破壊され、歯はグラグラと揺れます。

歯周病に関連する症状・疾患

歯周病は口臭の原因

歯周病は歯周ポケットが深くなることで、そこに歯周病の原因となる細菌が住み着きます。細菌にも種類がたくさんあるのですが、このような深いポケットに住み着くタイプの細菌は強い匂いを放つ物質を放出します。これらは卵や野菜が腐った時に発生する臭いと同じ成分です。

自分の口臭は気づきにくいですが、歯周病にかかっているとこのような不快な臭いがお口から発生していますので、周囲の人に指摘されて受診する方も少なくありません。

口臭

歯周病と全身疾患

歯周病は歯の周りだけでなく、歯周病原菌が血液中に入り全身をめぐることで、以下のように全身的な病気の原因となる可能性があります。

特に糖尿病は関係の深い病気として知られており、歯周病にかかっていると糖尿病にかかる確率が2.6倍も上がるといった調査結果もあります。

歯周病に関連する病気

  • 動脈硬化
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 早産や超低体重児出産
  • がん
  • 肺炎
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • メタボリックシンドローム
  • 老化
全身疾患

歯周病(歯槽膿漏)度をチェック!

歯周病のセルフチェック

歯周病(歯槽膿漏)は、全身の健康に大きな影響を及ぼす病気です。
以下のような症状があれば、要注意となりますので、歯科医院の受診をオススメいたします。











2つ以上あれば、要注意!5つ以上は、危険な状態と言えます。できるだけ早く対策をしていきましょう!

歯科衛生士による歯周病へのアプローチ

歯周病の治療について

歯科医衛生による歯周病の管理

歯周病で侵される骨や歯茎は、家に例えると、支えとなる基礎です。
シロアリ(=細菌)が棲み付いた家であっては、リフォーム(=詰め物、被せ物など)もできません。
急を要する場合以外は、歯周病治療から開始いたします。
ここからは、私たち歯科衛生士にお任せください。

口腔内細菌の顕微鏡検査

お口の中に棲んでいる細菌を、映像で見ていただきます。細菌の種類や動き方、数、大きさなどを見ることで、大体のリスク判断ができます。

歯周病菌の繁殖した口腔内

正常な口腔内

歯周ポケット検査

歯と歯茎の間にある溝(ポケット)の深さを測定します。歯茎の腫れや骨の溶け具合、歯石の有無などが分かります。

ブラッシング指導

私たちが細菌をコントロールするには限度があります。自宅での正しい歯磨きがあってこその、健康な歯と歯茎です。
いい状態をできるだけ長くキープできるように、正しい歯磨きの方法をマスターしてください。

歯周病治療の実施 2~7回

コミュニケーションを重視し、情報を加味して、患者様に最適な治療を提供できるよう努めています。
歯周病の進行具合により回数が異なるのは、歯磨きをする(=見えている)部分でなく、歯茎に隠れている歯石を取り除く為、数ミリ程度の細かい作業で慎重に行わなくてはならないからです。
もちろん、治療方法や回数などは貴方様と相談しながら治療していきますのでご安心ください。痛がりや怖がりな方でも、安心してくださいね。

口臭の原因と予防、治療について

口臭症

その口臭対策、間違ってませんか?

口には色々な役割があります。物を食べたり、人とお喋りをしたり、呼吸の出入り口になったり。その中で「他人とコミュニケーション」というを考えると「人とのお喋り」という点において、「匂い」が気になられる方も少なくないようです。時として口臭はいじめの原因になったり、それがコンプレックスとなり人とのコミュニケーションを避けてしまうようなこともあります。昨今、テレビ・インターネット等では多くの口臭関連情報で溢れかえっています。口臭予防効果を謳っている洗口剤、歯磨き粉、歯ブラシ、ガム、タブレット等の多くの商品が数多く販売され、利用されています。しかしそのほとんどは口臭に対して万能なものではなく、一時的な効果にとどまったり、匂いをごまかすだけのものに過ぎない場合もあります。歯科医師としての観点から考えれば「正しい情報」を精査して、きちんと口臭を予防・治療をする必要があると考えています。

口臭の種類と原因

口臭は大きく分けて2つあり、生理的口臭と病的(器質的・身体的)口臭に分類されます。その中で生理的な口臭はさらに一般的な生理的口臭・ホルモンの変調などに起因する生理的口臭、嗜好物・飲食物・薬物による生理的口臭の3つに分けられます。表1はそれぞれを具体的に掘り下げた内容です。

次に2つ目の病的(器質的・身体的)口臭について掘り下げていくと、これらは3つに分けられ歯科口腔領域の疾患・耳鼻咽喉領域の疾患・全身(内科)疾患に細分されます表2。歯科口腔領域の疾患の原因は歯周炎、特殊な歯肉炎、口腔粘膜の炎症舌苔、悪性腫瘍などがあり、耳鼻咽喉領域の疾患の原因は副鼻腔炎、咽頭・喉頭の炎症、悪性腫瘍などがあり、全身(内科)疾患の原因は糖尿病(アセトン臭)、肝疾患(アミン臭)、腎疾患(アンモニア臭)があります。(※1)

表1 生理的口臭
一般的な生理的口臭 ホルモンの変調などに起因する生理的口臭 嗜好物・飲食物・薬物
原因 加齢性口臭、起床時口臭、空腹時口臭、緊張時口臭、疲労時口臭 原因 妊娠時口臭、月経時口臭、思春期口臭、更年期口臭 原因 ニンニク、アルコール、薬物(活性型ビタミン剤)
表2 病的口臭
歯科口腔領域の疾患 耳鼻咽喉領域の疾患 全身(内科)疾患
原因 歯周炎、特殊な歯肉炎、口腔粘膜の炎症舌苔、悪性腫瘍な 原因 副鼻腔炎、咽頭・喉頭の炎症、悪性腫瘍 原因 糖尿病(アセトン臭)、肝疾患(アミン臭)、腎疾患(アンモニア臭)

このように一口に口臭といっても、その原因は多岐に渡ります。これでは、もし口臭が気になったとして、何科の病院にかかれば良いのかわからなくなってしまうかもしれません。しかし、病的口臭の90%以上は口の中に原因があると言われていますので、ほとんどの場合口臭症の治療は歯科を受診頂いて大丈夫かと思います。その上で耳鼻科系の病気・全身(内科)系の疾患が疑わられる場合は、ご紹介という形で然るべき医療機関への受診をおすすめすることが可能です。ですから、歯科を受診時にお薬手帳や現在罹患している疾患の情報をお持ち頂ければ、口臭の原因が病的且つ歯科疾患以外の原因である場合、その原因の究明に役立つ情報となります。

※1)口臭と口臭症の分類

口臭症の診断

口臭症の診断は問診と歯科医師の嗅覚による判定となります。この際、本人が気にされておられるほど匂いがない場合もあれば、匂いによって臭気の成分がわかるものなどもあります。例えばペリオ臭と言われる歯周病独特の匂いや、アンモニア臭という内臓疾患が原因の匂い、アセトン臭という糖尿病が原因の匂いなど、「嗅覚」という主観的な判定ながらも原因の究明につながることも少なくありません。

当院では口臭測定器(ブレストロン)を使った診断も可能です。ただし、これは匂いの強さを数値化するものであり、匂いから原因がわかるものではありません。そのため自身の口臭が強いものなのか弱いものなのかということを、数字で確認することに特化した機器となります。

口臭症の原因が口腔内にある場合、口腔内の視診や歯周組織検査を行うことで「口臭の原因となる可能性のある疾患」を見つけることができます。例えば歯周病であれば歯垢や歯石の有無、歯周ポケットの深さ、歯ぐきの腫れや炎症などがその原因となり得ます。もちろんむし歯も匂いを発します。これらから複合的に診ることで、口臭症の診断を行い、原因を追求していくことが口臭症の治療の第一歩となります。

口臭症の治療について

口臭への対応と口臭症治療という論文の「口臭治療の流れのフローチャート」(※2)によると、口臭検査によって「客観的口臭あり」と判断された場合、歯周病などの歯科疾患がある場合→歯周治療・清掃指導・その他治療、歯科疾患が無い場合→舌苔有無→舌清掃・耳鼻科への紹介という流れになっています。

つまり、基本的な口臭の治療というのはむし歯や歯周病の治療ということになります。逆に言うと、歯を磨かないことで口の中が臭くなるのではなく、歯を磨かないことでむし歯や歯周病が進行し、臭くなるということになります。ですから、口臭に対してはむし歯や歯周病を治療し、菌を取り除くことが大切で、口臭予防としてはむし歯や歯周病にならないことが大切となります。

口臭は古くから人々の悩みの種となっていて、誰にでも“におい”のない口(呼気)はあり得ないにもかかわらず他人の反応が気になってしまうものです。しかし嗅覚の特殊性から自分自身でその臭気レベルを知ることは困難なことと言えます。ご自身の「お口の匂いが気になる」、「第三者から指摘を受けた」などでお悩みなら、まずは歯科を受診して下さい。口臭は誰にでもあり恥ずかしいことではありません。もしかしたらその口臭は歯科疾患のサインなのかもしれません。大切な歯を守るためにも、他人の反応を気にしないためにも、口臭が気になったらお気軽にご相談下さい。

※2)検査の結果,「口臭あり」と判定された場合:その原 因疾患の治療をすると共に,自己の口臭に拘りを持つ患 者に対しては,常にメンタル面のケアが必要となる

この記事の編集・責任者は歯科医師の内藤 詩です。

歯周病の予防

毎日のケアで歯周病(歯槽膿漏)を予防、撃退しよう

毎日のブラッシング

毎日、きちんとしたブラッシングをして、丁寧に歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

歯の定期検診

歯が白くなる
表面についたタバコのヤニ、茶シブなどの汚れが取れます。
歯肉が健康になる
歯の付け根に潜んでいる細菌が減り、歯肉が引き締まります。
むし歯が防げる
歯垢(プラーク)を放っておくと、石のように固い歯石となります。歯石に変わってしまうと、日常のブラッシングで取ることはできません。
少なくとも半年に1回は定期検診を受け、歯石除去と歯の健康チェックを行いましょう。

早めの診療

歯周病は、初期のうちなら完治することができる病気です。
また、かなり悪化していても現在は治療法の進歩により、適切な治療とセルフケアで歯を抜かなくてもよいケースが増えてきました。

しかし、歯周病が進行してしまい一度骨が溶け始めると、溶けた部分の骨は戻ってこないことが多く、歯の根っこが出たままの状態になることや、歯周病で移動してしまった歯を元の位置に戻せない場合もあります。このように、歯周病の進行度合いによっては、若く健康な状態のお口に戻すのが困難な場合があります。

少しでも自覚症状を感じたら、痛みを感じなくても、積極的に歯科医院で診察を受けましょう。

自分のお口の中の状態を知ろう!

ペリオテスト(歯周病リスクテスト)

口の中の歯垢(プラーク)を調べて、歯周病であるか、バナペリオテストで、歯周病になる可能性があるかどうかを調べます。

口の中の細菌は約500種類と言われています。
その中で歯周病の原因となっているのは10種類で、そのうちの3種類が歯周病の重症化の原となっていると言われています。
バナペリオ検査は、重症化を招く3種の細菌の有無を5分間で判定することができます。
菌が存在した場合には、特定の抗生剤を処方し菌の減少を図ります。

歯周病治療のQ&A

歯周病に関するよくある質問

Q.なぜ歯周病で骨が溶けるの?骨が溶けるとどうなるの?
A.歯周病は、細菌によって歯の周りの骨や歯茎など、歯を支える組織が炎症を起こす病気です。炎症が起こると体が炎症に対する防御反応を起こします。すると、感染から骨を守るために、感染している部分の骨が溶け、感染から遠ざかります。これにより、歯周病で骨がどんどん溶けていくという状態が生まれます。炎症により歯茎が腫れたり、骨が溶けることで、歯と歯茎の隙間、いわゆる歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットは深くなると歯ブラシでのセルフケアが困難となり、さらに空気に触れないため歯周病を悪化させる種類の細菌が繁殖し、歯周病が進行するスピードが上昇します。
また、骨が溶けるということは、歯を支えている組織がなくなるということなので、歯がグラグラ揺れ、さらに歯周病が進行していくと、歯が抜けてしまいます。
Q.歯茎の中に歯石がつくってどういうこと?
A.歯石は、歯の表面に付着したプラークと呼ばれる細菌の塊が、唾液に含まれるカルシウムなどの成分と反応することで固くなったものです。これは、食べかすやプラークのように柔らかい汚れと違い、歯ブラシなどによるセルフケアで取り除くのは難しいです。これが歯の表面に長期間付着すると、歯茎や骨といった、歯を支えている歯周組織に炎症を起こし、歯周病が進行します。歯の表面といっても、見える部分だけでなく、歯と歯茎の間の深く見えない部分にも歯石はつきます。歯に歯茎がくっついていなくて隙間がある部分は歯周ポケットと呼ばれ、歯周炎を患うとこのポケットが深くなります。このポケットに歯石がつくことで、さらに深い歯周ポケットが形成されて行きます。このような歯石を除去するために、当院では何回かに分けて来院していただき、時間をかける代わりに丁寧な歯周病治療を行うことで、歯茎を健康な状態に近づける取り組みをしています。
Q.歯ブラシしてなぜ血がでるの?
A.歯磨きをすると、出血することがあります。
硬い毛のついた歯ブラシを強い力で歯茎に押し付けて歯磨きをすると、もちろん歯茎が傷つき出血してしまいます。この場合は、不適切なブラッシングが原因のため、歯ブラシの種類を変えるか、歯磨きの方法を優しく変更する必要があります。
歯ブラシで歯茎を傷つけているわけでもないのに、歯磨きの後に歯ブラシに血がついている、歯磨きをしてうがいをすると血が混じっている場合、最も考えられることは、歯茎の炎症です。歯茎に炎症があると、血流が豊富になり出血しやすくなるため、少し触れるだけで出血してしまいます。歯茎が健康であれば丁寧に歯磨きをしても出血しなくなるので、歯茎の健康の1つの目安になります。歯科で歯石取りを行い、適切な歯磨きを続けていれば、だんだん出血しなくなります。多少出血があっても、痛くないように丁寧に歯磨きを続けてください。気になる場合はご来院時にご質問下さい。出血の原因を調べ、歯磨きの方法をアドバイスさせていただきます。
Q.なぜ歯周病は臭いがするの?
A.歯周病は、口臭の原因となります。歯周病の方からは、歯周病独特の臭いを感じることができ、これは歯周病の診断にも用いられています。なぜ歯周病で匂いがするのかというと、歯周病の原因となる、嫌気性菌という種類の菌は、代謝の際に硫化水素とメチルメルカプタンという成分を生成します(日本歯周病学会より)。硫化水素は卵が腐った時に発生する臭いを持つ物質で、メチルメルカプタンは野菜が腐った時に発生する臭いを持つ物質です。これらが歯周病では発生するため、人間にとって不快な臭いが口臭として感じられます。
Q.歯周病は治るの?
A.歯周病は治すというよりも、進行を防ぐという概念が大切になってきます。特に、お口の中全体で歯周病が進行している場合は骨が全体的に吸収されているため、元の状態に戻すことはほぼ不可能とされています。それでは、歯周病に対してどう対応するのがいいのかというと、進行しないよう防ぎ、定期的に検診を受け、セルフケアを正しく行うことが必要となってきます。歯周病学会の発表しているポジションペーパーでも、歯周病のケアを専門的に行うプロフェッショナルケアと、セルフケアの両方を的確に行うことで、歯周病の進行を予防することの重要性が発表されています。歯周病の原因には、細菌やタバコや糖尿病など様々なものが挙げられますが、それを取り除き進行を防ぐというのが、歯周病治療での目的です。

自由診療 料金【歯周病】

歯周病治療に必要な費用

種類 説明 料金

ブラッシング指導
日常のセルフケアのための、プロ(歯科衛生士)によるブラッシング指導です。磨けていないところの指摘や磨き方、全体的なケアの方法などを指導いたします。
治療期間…1日、治療回数…1回
30分/3,000円
税込3,300円

スケーリング
歯科衛生士がスケーラーという器具を使って、歯面に沈着したプラークや歯石をはじめとした歯面に沈着したものを除去していく処置です。
治療期間…1日〜2週間、治療回数…1〜4回
30分/5,000円
税込5,500円

ルートプレーニング
歯科衛生士が目視できない歯石の除去を行い、更に歯面を滑らかにし、歯石の再付着を予防すると共に歯肉の再付着を促します。
治療期間…1日〜2週間、治療回数…1〜6回
60分/8,000円
税込8,800円

PMTC
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、プロ(歯科衛生士・歯科医師)による機械歯面清掃です。専用の機器やフッ化物入りの研磨剤などを使い、磨き残しや歯面の汚れを全て落とし、むし歯や歯周病になりにくい口腔内環境を作ります。
治療期間…1日、治療回数…1回
30分/5,000円
税込5,500円
60分/8,000円
税込8,800円

メインテナンス
歯科医師や歯科衛生士による治療箇所の経過観察、歯周病予防、咬合チェック、虫歯チェックを行います。
治療期間…1日、治療回数…1回
60分/8,000円
税込8,800円
クラウンレングス
クラウンレングス
歯冠延長術という、歯肉や歯槽骨を削ることでむし歯や歯が割れている部分を歯肉の上に出し、抜歯を免れるための保存法です。歯茎や歯を支えている骨を削ることでむし歯や歯が割れている部分を歯茎の上に出し、抜歯を免れるための保存法です。

リスク・副作用
・歯茎の位置が下がるため、一時的に患歯周囲に知覚過敏症状が出ることがあります。

治療期間…4〜6ヶ月、治療回数…4〜6回
1歯/50,000円
税込55,000円
全顎/200,000円
税込220,000円
fop
FOP
歯肉剥離掻爬術という、歯周病に対し行われる治療で、歯と歯茎の間奥深くにあり通常の器具では除去する事ができない歯石を取り除く際に行う施術です。

リスク・副作用
・歯肉を切開する治療のため、麻酔が切れると強い痛みを感じる可能性があります。
・生活歯(神経のある歯)の場合、術後に知覚過敏の症状が発生する場合があります。

治療期間…4〜6ヶ月、治療回数…4〜6回
30,000円
税込33,000円
FGG・CTG
FGG・CTG
歯肉移植術という、痩せて薄くなった歯肉や、歯を抜いた後に陥没した部分がある場合に、他の部位から歯肉を移植する歯周外科処置です。

リスク・副作用
・稀に移植した歯肉が生着しないことがあります。
・麻酔が切れると強い痛みを感じる可能性があります。
・内出血の跡が3週間程度出現することがある。
・移植片の採取部位と移植部位の2か所に同時に手術痕が付きます。

治療期間…4〜6ヶ月、治療回数…4〜6回
70,000円
税込77,000円
GBR・エムドゲイン
GBR・エムドゲイン
骨誘導再生ともいう、失った歯槽骨や顎骨などの骨組織の再生を人工膜や自家骨、骨補填剤を使って骨を造成する治療方法です。

リスク・副作用
・麻酔が切れると腫れや痛みをともなうことがあります。
・人工膜によりできたスペースに細菌が入り込み、歯周病が悪化する場合があります。
・糖尿病や骨粗しょう症などの方には適用できません。
・喫煙習慣がある方は、ほとんどの場合効果をえることができません。

治療期間…4〜6ヶ月、治療回数…4〜6回
100,000円
税込110,000円

痛みを抑えた歯周病治療(自由診療)

歯石取りが苦手な方

痛みが苦手・怖い人の歯周病治療・予防として、痛みの少ない「ペリソルブ」という薬剤を使った治療があります。

これは、歯周病の原因となる歯垢や歯石を薬剤で融解・殺菌して病巣を取り除くという方法です。これを使うことにより、より痛くなく・低リスクでの歯周病治療や予防が可能です。その効果は論文でも認められています。

本研究の結果は、エアポリッシュまたはペリソルブ®の適用により、細胞の生存と根表面でのPDL細胞の拡散が可能であることを示しています。

ペリソルブは、歯垢や歯石に薬剤が作用し、溶かした上で掻き出すという歯周病治療です。歯周病治療では、超音波の器具や、刃のついた特殊の器具を用い、歯石などの汚れを物理的に取り除く方法が行われます。
通常の歯石取りは、機械の振動や刃物のようなもので歯石を取り除くわけですから、多少なりとも痛みを感ることがあります。しかし、ペリソルブを使うことでその硬い歯石を融解するので、歯肉を傷つける可能性の少ない歯周治療が可能です。更に歯肉を傷つけにくいことから治りも早く、歯肉炎の腫れなども早く引きます。

出血を少なく感染のリスクを低くします

歯周病治療は、歯ぐきの中の歯石を取る際に出血を伴うことが多々あります。出血があると歯石を除去する際に歯石や歯垢内の細菌が飛散し、歯肉から雑菌が血管に侵入すると全身疾患に繋がったり、細菌を吸い込むことで誤嚥性肺炎の発症の原因となることもあります。ペリソルブを使うことで痛みと共に出血を防ぐことが出来るので、当然ながら感染のリスクも下がります。さらに、ペリソルブの殺菌性により歯石自体も塗布することで殺菌してくれます。口腔内や体内への感染を最小限に低くしてくれる治療です。

ペリソルブの塗布

軟化した歯石の除去

歯肉の回復

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診療情報

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※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。

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日曜・祝日診療

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※日曜・祝日診療は不定期となります。

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