顎関節症の改善を目指した歯列矯正

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叢生と上顎前突、顎関節症の方のマルチブラケットによる歯列矯正

顎関節症で他院に相談に行かれ、骨が削れているために歯列矯正ができないと言われたことで当院にご相談に来られた高校2年生の女性です。

歯列矯正に入る前に、ほおずえや寝るときの姿勢のチェック、咬み合わせのチェックなどを行い、原因を特定していきながら、こまめに資料を撮り、カウンセリングを重ねていきました。顎関節症の原因として考えられたのは上顎前突・叢生と開咬気味の咬み合わせから生じた顎の不具合で、当初の希望であった歯列矯正による原因治療を試みることになりました。

Before

まだ若く、天然歯がきれいな状態でしたので、矯正治療中もTBI(歯磨き指導)を徹底し、口腔内の環境を整えながら出来る限り天然歯をキレイに保ちながら歯列を並べられるよう努めました。最終的にはやや開いてしまっていた前歯もしっかり閉じる事ができ、キレイに歯が並んでくれました。

After

従来なら2~3年はかかってもおかしくない症例でしたが、現在では装置や治療技術の向上も相まって、約1年ちょっとで治療を終えることができました。顎関節症の症状も改善し、その上見た目も良くなり良好な結果が得られた治療となりました。

Before

After

歯を長く持たせしっかり咬める口腔内環境をつくり、健康の礎を作るという意味でも歯列矯正は非常に重要な治療です。歯並びが気になるけど、今一歩治療に踏み切れない方は是非一度カウンセリングにお越し下さい。

    
治療の内容 マルチブラケット(クリア)と矯正用ミニインプラント1本による歯列矯正。
期間・回数 1年1ヶ月・20回(カウンセリング・検査含む)
費用 自由診療:マルチブラケット装置+矯正用ミニインプラント✕1本 総額 765,000円(税込841,500円)(調整料15回分含む)
リスク・副作用
  • 歯磨きがわるい場は、虫歯や歯肉炎が進行することがあります。
  • 顎関節が弱い方の場合、関節異常が出ることがあります。矯正治療中顎の関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出た場合には直にお知らせください。その場合は顎関節症の治療をすることがあります。 長期の矯正治療により歯根吸収が生じる恐れがあります。
  • 歯ぐきや歯槽骨が多少やせることがあります。そのため、術前の状態より歯肉が退縮し、隙間ができることがあります。
  • 体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。
  • 治療後、知覚過敏や痛みなどが出たり、吸収された骨が再生しなくなることがあります。
  • 歯肉が退縮して歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりすることもあります。
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顎関節症の改善を目指した歯列矯正 | 公開日: 2015/02/02 | 更新日: 2024/01/12 | by 明石アップル歯科

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