お子様の歯磨きの仕上げ磨きと一人磨きのスタートについて
お子様のおられる患者様からよく受ける質問で、「仕上げ磨きはいつまで続ければ良いですか?」というものがあります。
仕上げ磨きは習慣化するため、おそらくみなさんどこかで「これって何歳まで続ければ良いんだろうか」と、考え始めるのではないでしょうか?
基本的には、何歳までという決まりはありません。しかし、できればお子様が小学校高学年になるまでは、仕上げ磨きを続けてあげください。
ここでは、仕上げ磨きを高学年までした方が良い理由と、仕上げ磨きのポイントを説明していきます。
お子様の歯の仕上げみがきが何歳まで必要かは、個人差やかかりつけの歯科医の考え方によっても違いますが、小学校5年生ぐらい(10〜11歳)ぐらいまでは続けていただくことが望ましいです。
「そんなに大きくなるまで?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、小学校5年生・6年生でも一人でしっかり磨けている子は多くありません。
そのため、仕上げ磨きも終盤は、親が磨き残しを取ることよりも、お子様に磨き残しを作らないようにアドバイスしていく方向にシフトしていきましょう。
磨き残しを取ってあげながら、チェックをして「ここ残っているよ」と指摘してあげることがポイントです。
仕上げ磨きのポイントは、自分磨きを始めた頃は、全ての歯を親がもう一度磨くつもりで磨いてあげてください。
その後、年齢とともに自分磨きの時間を増やして、仕上げ磨きの時間を減らしていきます。
ただし、お子様のお口に食べかすや歯垢(プラーク)を残さないことが重要です。お子様の歯磨きが上手にならなければ、無理に仕上げ磨きの時間を減らす必要はありません。
お子様の歯磨きを上手に成長させたい場合は、お気軽に歯科衛生士(歯科医師)にご相談ください。
仕上げ磨きは、小学校高学年でも寝かせて膝の上に頭を乗せた姿勢で行うことをおすすめします。
これは口腔内をしっかり見通せて、歯ブラシをしっかり当てる事ができる姿勢だからです。
仕上げみがきの方法
仕上げ磨きは10歳・11歳という年齢に達したらおしまいというやり方より、しっかり磨けるようになったら終わりにすることが望ましいです。
「もう大きくなったから」と、仕上げ磨きを放棄してしまって虫歯ができると、大切なお子様の歯を削ることになってしまいます。磨き残しが多い状態であれば、焦って仕上げ磨きを辞める必要はありません。
10歳前後から、「しっかり磨けるようになったら仕上げ磨きはおしまいね」と、お子様の自立を促しながら、仕上げ磨きがなくなることをお子様に意識させて、歯磨きが上手くできるよう成長を促しましょう。
仕上げ磨きをやめたあとも、しばらく歯磨きのチェックはしてあげてください。
第二小臼歯や第二大臼歯は、11歳〜12歳に生えてくる子がほとんどです。
そのため、萌出が遅い子であれば、仕上げ磨き時に親御さんが萌出を確認することは出来ない可能性があります。
しかし、特に第二小臼歯は咬み合わせの基準となる、とても重要な歯になります。ですから、仕上げ磨きはやめても、この第二小臼歯(できれば第二大臼歯も)が生えてくる頃ぐらいまでは歯磨きのチェックをしてあげるのが望ましいと考えます。
どうしても萌出が確認できないのは第三大臼歯です。第三大臼歯は、17歳ぐらいからいつ萌出するかもわからなければ、そもそも萌出しない可能性もあります。そのため、親が確認できない歯として親知らずと呼ばれています。
仕上げみがきの目的は、一つでありません。そもそも、なぜ仕上げみがきが必要か、そのゴールを考えるとすれば、お子様の歯を健康に育むためと言えるでしょう。
そのため、仕上げみがきの目的は虫歯を作らず、正しい歯並び・咬み合わせを確認することにあります。ですから、仕上げ磨きの際は以下の点に重きをおいて下さい。
仕上げ磨きのチェックポイントは、「特に磨き残しやすい場所」や「歯石がたまりやすい場所」「虫歯になりやすい場所」を中心にチェックしていきます。
また、利き手側の歯の内側(舌側)は歯ブラシを返さなければ磨けいないため、子供にとっては特に難易度が高い場所となります。
右利きの場合は親御さんから見て左側の奥歯の内側(舌側)、左利きの場合は右側の奥歯の内側(舌側)を特にチェック・指導してあげて下さい。
歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の咬合面
前歯の裏側(特に下顎)、奥歯の外側
歯と歯の間、奥歯の溝、歯の付け根、第一小臼歯
親御さんがどれだけ仕上げ磨きを頑張っても必ず磨き残しは出来てしまいます。そのため、どれだ目を凝らして歯をチェックしても、思わぬ所に虫歯ができることもあります。また、新しい歯が萌出してきたとき、それが正しい生え方かどうかを判断することは難しいです。
だからこそ「仕上げみがきをしているから安心」ではなく、歯医者さんでのチェックをしてもらうことをお薦めします。
また、歯医者さんで定期的に歯の検診を受けることは、虫歯や歯周病の予防になるだけではなく、子供にとって「予防歯科の習慣」が身につきます。
子どもの頃から「歯医者は定期的に行くもの」という習慣が身につけば、お子様が親御さんの手を離れたあとも、予防歯科に通い続ける確率は高くなります。お子様が大人になっても健康な歯を保つためにも、予防歯科の習慣を子どもの頃から身につけてあげましょう。
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