あなたの家の柱が一本折れたらどうしますか？

1. 家が倒れるまで何もしない
2. 家を立て直す
3. 柱を治す

2もしくは3を選ばれる方が多いのではないでしょうか？柱が折れて何もしなければ家が倒れてしまうこともあります。実はこれ、歯も同じことが言えるのです。

歯は通常上あご14本、下あご14本の28本が支え合って咬み合わせを維持しています。例えば1本が抜けてしまったら、家と同じで倒壊の原因となってしまうのです。

柱の治し方

家の柱が折れたら、「元の柱に添え木で補強する」「新しい柱に変える」などが方法としては考えられのではないでしょうか。歯の場合も同じで、周りの歯を利用してつなげるブリッジや入れ歯、歯を根っこから別のもの入れ替えるインプラントがあります。部位によっては「移植」を望まれることもありますが、歯根膜という歯のクッションにより天然歯と同じ噛みごたえを得られる反面、結局は神経を抜いた「失活歯」になるので、いずれ悪くなる可能性は低いものではありません。どの治療法を選ぶかは、患者さん次第です。値段で決めるのか、生活や食の質を望むのか、しっかり歯科医師と相談して決めましょう。