なぜ?「歯を矯正したらブサイクになった」

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キレイになるために矯正したのになぜブサイクになってしまうのか

歯列矯正で失敗しないために

歯列矯正でブサイクになったワケ?

コンプレックスだった歯並びを治して「キレイになりたい」「カッコよくなりたい」と思って始めた歯列矯正なのに、終わってみたら「ブサイクになった…」と、まさかの後悔をしてしまう方がおられます。実際に当院にも、そんな患者様から「何とかして欲しい」「どうにかならないか」というご相談に来られる患者様は少なからずおられます。

それなりのお金を払って、長い期間をかけてやっとの思い出歯並びをキレイにしたのに、歯は並んでも顔の見栄えが悪くなっている、そんな思いはしたくないですよね。

そこで、この記事では「歯列矯正でブサイクになってしまう」原因と対策をご説明いたします。

歯列矯正でブサイクになる原因

歯列矯正でブサイクになる原因は、主に3つが考えられます。1つは顔の変形に伴う皮膚のたるみ。2つ目は筋肉の状態や衰え、3つ目は歯の移動に伴う顔の変形です。

1つ目は主に前突(出っ歯・受け口・口ゴボ)の改善に伴うリスクで、前に張り出していたものが引っ込むということは、その分皮膚が余ってくるということです。肥満の方がダイエットして、皮膚がたるむのと同じですね。主にほうれい線や二重顎などがそれにあたります。

2つ目は矯正による食生活の変化や筋肉の変化によって現れる症状で、矯正中に食事回数が減ったことで痩せてきたり、咀嚼回数の減少から筋肉が衰えたり、咬み合わせが変わることで顎や輪郭が変わることがあります。主にほうれい線・頬(ほほ)のこけ、面長になるなどが挙げられます。

3つ目は主に矯正のために抜歯・非抜歯が原因で起こる顔貌の変形で、抜歯をして歯を後ろ(内側)に送ったことでほうれい線が濃く見えたり、逆に抜歯をせずに前に出すことで歯を並べたために出っ歯になるこもあります。

矯正ブサイクになる原因に対する対策

矯正でほうれい線が濃くなった

原因:抜歯矯正等で口元が引っ込んだ事によって皮膚にたるみができてしまった場合や、矯正の痛みで食事の量や回数が減り、栄養が不足したり筋力が衰えることで口元が緩んだように見えたりほうれい線が目立ち始めることあります。

対策:栄養不足や食事が原因の場合、矯正が終わることで元の食生活に戻れば少しずつ張りを取り戻すこともあります。自身できることと言えば口輪筋を鍛えること。「う」といいながら唇を前に突き出し、「あ」といいながら口角を引き上げるトレーニングをしたり、割り箸を水平にくわえて口角より高い位置でキープするトレーニングなどがあります。それでもだめならヒアルロン酸の注射など、美容整形への相談が必要になります。

矯正で面長になってしまった

原因面長になったり、頬がげっそりする原因は、矯正の痛みで食事の量や回数が減り、栄養が不足したことで頬骨が出てしまったり、咬み合わせが変わったことで筋肉の形が変わり、エラがなくなることで面長に見えることがります。

対策:食事が原因の場合は矯正が終われば改善する可能性はあります。咬み合わせが問題の場合は、表情筋のトレーニングを行うことで改善することがあります。あいうえおトレーニング(あいうえおを大げに言うことで顔の筋肉を使う方法)や、舌回しトレーニングという唇と前歯の間に舌を入れてほうれい線をなぞるように動かすトレーニングも有効とされています。まれに再矯正をする方もおられます。

矯正で出っ歯になった

原因:非抜歯で矯正したため、歯が並ぶスペースがなく、前に張り出すことで並べてしまったことが原因です。特に非抜歯矯正が多いマウスピース矯正で現れるトラブルです。

対策:出っ歯になった場合は再矯正が必要です。歯を少し削ってすき間を作るストリッピングという方法や、歯を後ろに送ることで治療することもありますが、抜歯をして再矯正となり得ることもあります。

歯列矯正後にブサイクにならないために

歯列矯正で顔がどう変わっていくのか、実は矯正医であればある程度予測はつくものです。そのため、出っ歯になりそうであれば抜歯矯正を勧めたり、ほうれい線が出る恐れがあればそのリスクを伝え、対策を相談します。また、歯列矯正というのは、短期間では終わらないものです。また、矯正治療中は「調整日」といって1〜2ヶ月程度に1度、診察をする機会があります。その機会に、歯並びだけでなく、顔貌の変化も確認しますので、兆候が見られれば途中で気づくことも可能です。

つまり、最初の医院選びがもっとも大切だということです。しっかり診断し、翌説明し、きちんと経過を見る歯科医院であれば、悪い結果にはなりにくいと言えます。

それでは、どんな基準で医院を選べばよいのでしょうか。

1.たくさん資料を撮る医院

矯正治療は、レントゲンや模型だけでは診断が難しい治療です。パノラマレントゲン(・セファログラム・CT・光学印象や模型・口腔内写真や顔貌写真等、しっかり資料採得を行っていることが大切です。

2.矯正医がいる歯科医院

矯正歯科という矯正のみを行っている歯科であれば別ですが、名前に矯正がつかない医院でも矯正医がいることが大切です。矯正医はできれば認定医や専門医など、矯正のスペシャリストの資格がある方が安心です。

3.調整日・予防日がある歯科医院

ワイヤー矯正の場合、どこでも調整日を設けているものですが、マウスピース矯正の場合、一気に矯正装置を渡してほとんど見ない歯科医師もいます。また、予防(リコール)をしっかりすることで、矯正以外の兆候に気づことも可能です。

歯列矯正でキレイになるために

歯列矯正は本来、歯並びを整え、キレイに・そして機能的なお口にするための治療です。見た目だけでなく、咬み合わせも整えることで、末永いお口の健康を手に入れることができる、予防も兼ねた素晴らしい治療です。

しかし、少し知識が足りなかったり、経過の観察を怠ってしまうと、却って患者様にとって良くない治療になることもあります。どんな治療にも作用があれば副作用があるように、矯正治療にもリスクやデメリットはあります。

だからころそうならないために、しっかりとカウンセリングを行い、数ヶ月に一回はお顔とお口の中を診て、資料を残していく必要があります。また、矯正治療は患者様に努力をお願いすることも多い治療でもあります。それをしっかりお伝えし、守って頂くことで矯正が目指すゴールに向けて歯は動いていきます。

矯正治療成功の秘訣は、しっかりとした医院選びと患者様自身のご協力にあります。

しっかり相談し、どんな結果になるのか、きちんとゴールを見立てて治療に臨みましょう。当院では、あらゆる資料を採得し、しっかりと説明と相談を繰り返した上で患者様に矯正治療を受けるかどうか決めていただいています。歯並びでお悩みでしたら、まずは相談だけでもお越しください。

この記事の編集・責任者は歯科医師の井津上 卓也です。
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なぜ?「歯を矯正したらブサイクになった」 | 公開日: 2022/04/21 | 更新日: 2022/06/09 | by 明石アップル歯科

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