歯医者はクレジットカードで支払い可能?

HOME > ウィキ歯ディア【歯の豆知識】 > 歯医者はクレジットカードで支払い可能?

歯医者の支払い方法について

カードや電子マネーが使える歯医者の見分け方

クレジットカードが使える歯医者の特徴

近年、日本政府がキャッシュレス化を進めた甲斐もあり、歯医者さんでもキャッシュレス決済に対応しているクリニックが増えてきています。

2019年に発表された「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」によると、クレジットカード(デビットカード含む)の医療機関の導入率は 16.5%でしたが、2023年の同調査では、 60.9%にまで増えてきています(※1)。しかし、それでも40%近くの医療機関では、クレジットカードを始めとするキャッシュレス決済が導入されていません。

そこで、歯科医院ではどのようなクリニックがクレジットカードや電子マネーを使えるのでしょうか?

特徴としては、高額な支払いがある自由診療の扱いが多い歯科医院。また、都市部の歯科医院ほど導入率が高く、高齢者が患者層として多い歯科医院や診療台数の少ない歯科医院ほど導入率が低い傾向にあるようです。

例えば、インプラントや歯列矯正に力を入れている医院や、駅前の医院、若者向けの歯医者などはクレジットカードが使える歯医者が多く見られます。

クレジットカード

※2)52P クレジットカードを利用した決済の導入状況について聞いたところ、「導入している」が 60.9%、「導入していない」が 39.1%となっている。

カード払いができない歯医者が多い理由

キャッシュレス導入の可否は基本的には、そのクリニックの院長や理事長の判断によるものですが、特徴として、自由診療を広く扱っている、電子カルテやポスレジを導入している医院に多く導入されている傾向はあります。自由診療の場合、1つの治療につき10万円を超えるものもありますので、これを現金で持参してもらうのはハードルが高くなります。

そこで、現金の持ち運びがの必要がないクレジットカードでの支払いを可能にするのは、導入する理由の一つになります。

逆に、患者さんの多くが高齢者の歯科医院やほとんどが保険診療だけの医院、患者数が少ない医院などは導入しても使用率が低い、あるいは使用者が少ないとに手数料が割高になることもあるため、カード払いを導入していない医院が多い傾向にあります。

また、クレジットカードが使える歯科医院でも、カードの種類によっては使えない場合もあるので確認が必要です。厚労省の調査(2019)では、医療機関で最も使用されているのはVISA、ついでJCB(※3)だそうです。

カード払いNGな歯科医院

※1)92P カードを利用した決済の導入状況について聞いたところ、「導入している」が 16.5%、「導入していない」が 81.0%となっている。
※3)92P 「Visa(ビザ)」が 93.8%で最も高く、次いで「JCB(ジェーシービー)」が 91.6%と続いている。

歯医者で電子マネー・QR決済は使える?

もちろん、歯科医院でも決済端末があれば電子マネーやQR決済での支払いも可能です。ただし厚生労働省の調査によると、医療機関の電子マネーによる決済導入率は6.8%、QR決済に対応しているのは5.2%と、クレジットカードに比べると低い導入率であることがわかります。

ちなみに電子マネーで最も対応しているのが交通系ICカードで76.5%(※4)、QR決済の場合はpaypayで 80.1%(※5)でした。

電子マネーやQR決済の導入が歯医者で進まない理由はいくつか考えられます。

一つは手数料がクレジットカードに比べて高いこと。キャッシュレス決裁は使用するごとに数%手数料を歯科医院が支払わなければなりません。この高い手数料が歯科医院にとって大きなデメリットとなります。

もう一つは少額決済に使われること。歯医者がクレジットカード決済を導入する理由の一つは、患者さんが高額な現金を窓口で支払わなくても良いようにするためです。そのため、少額決済の多い電子マネーやQR決済は、歯医者にとってメリットが少ないことが一つの原因となります。

その他にも、レセプトコンピューターとの連携ができない、契約しているカード会社に取り扱いがない、決済方法が増えると仕事が煩雑になりスタッフへの負担が大きくなることなども理由として挙げられます。

電子マネーでの決済

※4)55P 対応しているサービスについて聞いたところ、「交通系 IC カード」が 75.3%で最も高く、
※5)53P 対応している QR コードサービスについて聞いたところ、「PayPay(ペイペイ)」が 78.9%で最も高く

歯医者でカード払い・電子マネー決済をするときの注意点

保険診療でもカードが使える?

歯科医院の中には「自由診療のみクレジットカードでの支払いが可能です」という歯科医院も多くあります。

ただ、これはクレジットカード会社の規定上は、適切ではありません。クレジットカードは、ルール上その使用に制限をもたせることは禁止されている場合がほとんです。

そのため、本来「自由診療のみ」「◯万円以上の支払いのみ」という制限は出来ない場合が多いです。しかし、医院によってはそのようなルールを設けているところもあるようです。

また、医療機関の広告のルールでは「特別な優位性をうたって患者さんを誘導してはいけない」という文言があります。そこで、使えばポイントが貯まるクレジットカードや電子マネー等は、「ポイントがたまる」という優位性があるため、医療機関、特に保険診療では使えないという話もありましたが、ポイントを付与するのはカード会社であり、歯科医院が付与するわけではありせん。したがって「カード払いでポイントが貯まる」というような呼び込みをしない限り、支払い方法にクレジットカードや電子マネーは問題がないものと考えられます。

実際に、コロナ禍で広まったオンライン診療もほとんどがクレジットカード払いに対応しており、大学病院や基幹病院のような大病院でも、自動精算機にてクレジットカード払いが可能なところが多くあります。

保険証と診察券とクレジットカードと治療明細

治療費のカード払いでポイントがたまる?

では、医療費をクレジットカードや電子マネーで払った場合、カード会社や決済サービスが用意しているポイントは貯まるのでしょうか?

基本的にクレジットカードのポイントに関しては、付与される場合が多いようです。ただし、これはカード会社側で付与しているものであり、医療機関が「治療費のカード払いでポイントを付与」などという呼び込みは行うべきではありません。医療機関にとって、クレジットカードはあくまで支払い方法の選択肢の一つであり、それによって患者さんに損得を与えるようなものであってはならないと考えます。

paypayなどの抽選で当たるような還元方法を採っている決済サービスは、医療機関や調剤薬局などはポイント付与の対象から外している場合もあります。

医療機関でのポイントの付与についての詳細は、それぞれの決済サービスの利用規約を確認しましょう。

キャッシュレスでポイント還元

歯医者での支払い方法は通院前に確認しよう

カードが使えるか確認する方法

あなたが通おうとしている歯科医院で、クレジットカードが使えるかどうかを確認するには、どうすればよいのでしょうか?

まず、その歯科医院がお近くなら、前を通ったときに入り口や受付を覗いてみましょう。クレジットカードや電子マネーが使えるクリニックには、使用できる決済サービスのステッカーを貼っている場合が多いです。

また、WEBサイトで使用できる決済サービスを紹介している歯科医院もあります。

それでも分からない場合は、電話やメールで問い合わせて、自身が使いたい決済サービスでの支払いが出来るかどうか、確認をしてから予約をしましょう。またその際、念のため「保険診療でも使えるか」というのを確認しておいたほうが良いかもしれません。

スマホを持つ女性

参考:アップル歯科の決済サービス対応状況は 電子マネー・クレジットカードでのお支払いをご覧下さい。

その他の支払い方法はあるの??

歯科医院での支払い方法は、現金以外にクレジットカード(デビットカード含む)、電子マネーやQR決済の他、自由診療ではデンタルローンや分割払いを用意しているところもあります。

デンタルローンと分割払いの違いは、金融機関(決済代行会社)との契約か、クリニックとの約束かになります。

デンタルローンは、銀行や金融機関が高額な歯科治療費向けに用意しているローンで、審査や手数料は必要ですが月々少額の返済が可能になります。一方の分割払いは歯科医院側と患者さんとの間で取り交わされる約束です。そのため、より細かく分割(月々の支払いを少なく)したい場合は、デンタルローンを使用したほうが分割回数を多くすることができます。

歯科医院側で分割する場合は、金融期間のように集金能力がないため、来院時に決められた額ずつを支払う形になります。そのため、分割回数を細かく刻んだり、長期間にわたって支払い計画を立てることは難しいです。例えば当院の場合でしたら、通常5回(治療期間の長い矯正は10回)まで、治療終了時までに全額お支払いというのが分割のルールとなっています。

医療費のイメージ

自由診療の支払いは歯医者で相談

歯科治療の自由診療の中には、10万円を超えるような治療もたくさんあります。しかし、安定した収入はあっても、一度に大きな支払いをするというのは、どんな買い物でも不安がつきものです。

しかし、「お金は払えるけど一気に無理だから」「ボーナスまでまとまったお金がないから」という理由で自身が望む治療ができないようであれば、それは自身が決めた選択とはいえないかもしれません。

歯科治療は、時間もかかるものも多くあります。そのため、支払い方法に関してはその分選択肢をもたせることができます。

分割して大部分をボーナス時に払ったり、少額ずつ支払うなど、あなたの希望する選択肢を叶える手段はあるかもしれません。

もし、お金の支払い方法等で治療を悩まれるなら、一度歯科医師にご相談してみてはいかがでしょうか?もしかしたら、自分にとって負担の少ない支払い方法があるかもしれません。当院では、自由診療の治療においては、支払い法に関しても相談を承っております。お気軽にご相談下さい。

治療費の説明をするトリートメントコーディネーター

明石でクレジットカードで支払いできる歯医者をお探しならアップル歯科へ

この記事の編集・責任者は歯科医師の岡本大典です。
タグ: , ,

歯医者はクレジットカードで支払い可能? | 公開日: 2023/10/26 | 更新日: 2023/10/26 | by 明石アップル歯科

このページの関連記事

明石アップル歯科について

友だち追加
曜日
診療開始 9:30 9:30 9:30 9:30 9:30 9:30
診療終了 18:30 18:30 13:00 18:30 18:30 17:00

診療情報

休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。

休診日

2024年 11月
27
28
29
30
31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

休診日

日曜・祝日診療

13時迄

※日曜・祝日診療は不定期となります。

明石アップル歯科への
アクセス・地図

明石以外でもアップル歯科の治療を受けられます

明石・神戸周辺のアップル歯科

兵庫県 明石市周辺の歯科

明石アップル歯科

明石アップル歯科

明石市大久保町高丘3丁目3−1

兵庫県 神戸市中央区周辺の歯科

三宮アップル歯科

三宮アップル歯科

神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル3F

その他兵庫・大阪に8つの
アップル歯科があります

Copyight© 2019 Apple Dental Clinic. All Right Reserved.

Page Top