歯のホワイトニングは「美しくなりたい」「清潔感を出したい」「健康的な見た目にしたい」という審美欲求に対し、比較的手軽に行える歯科施術です。
しかし、そんな手軽とも思えるホワイトニングによって、「後悔する人」も一定数おられるようです。後悔する人の特徴として「効果への過度な期待」「施術方法の選択ミス」「アフターケア不足」など、事前の準備や下調べ不足によって起こることが多いようです。
ここでは、そんなホワイトニングの選び方ややり方について、後悔しないための必要な情報をお伝えします。
歯の質・加齢・詰め物や被せ物の種類・ホワイトニングの種類によって歯が白くならないことがあります。
エナメル質が薄くなったり歯の亀裂などから象牙細管を刺激することでしみたり、痛みを覚えることがあります。
ホワイトスポットや歯石の付着があると、そこだけホワイトニング効果を得られずまだらになったり、色ムラの原因になります。
ホワイトニング剤による歯肉への刺激や、ホワイトニング剤に含まれる成分によるアレルギー反応で、歯茎が腫れることがあります。
ホワイトニング剤に含まれる香料・着色料等によるアレルギー反応で呼吸困難などの症状が出たり、無カタラーゼ症の人は重篤な口腔疾患を引き起こします。
ホワイトニングの効果は永久的ではありません。着色性の高い食物を頻繁に摂取するなど、早い場合は3ヶ月程度で後戻りが始まります。
歯のホワイトニングは、審美的な治療の中でも手軽に始めやすい治療で、多くの人が望む治療です。しかし、ホワイトニングを始めるにあたって、以下のことを気をつけておきましょう。
ホワイトニングにも、歯医者で行うものもあれば、エステサロンやホワイトニングサロンで行うもの、市販のものなど、それぞれ使用する薬剤や道具が異なります。
歯医者のホワイトニングは、この中でも「過酸化水素(もしくは尿素)」を含んだ薬剤を使うことで歯を白くします。ただし、過酸化水素(尿素)は歯科医師でなければ扱えないため、エステサロンや市販のホワイトニング剤では使用できません。そのためサロンや市販のホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とす効果のある薬剤や、光触媒作用で汚れを分解する薬剤などが使用することで、歯の本来の白さに戻す方法となります。また、市販の「ホワイトニング成分入り歯磨き粉」も、同じく歯本来の白さに近づける成分となります。
つまり、元々の歯が黄みがかっている人や、加齢によって黄ばんできた歯の人にとっては、サロンや市販のホワイトニングは「白くならない」と感じる場合があります。
歯医者のホワイトニングでは、主に過酸化水素(過酸化尿素)といった特別な薬剤を使います。
歯が白くなるのは、この薬剤が歯の表面のエナメル質を通過し、歯の内部の色素を分解して、より小さな無色の分子に変えます。これにより、光が歯を通過しやすくなり、歯が白く見えるようになるという仕組みです。
噛み砕いて言うと、歯の色を暗くしている色素を、ホワイトニング剤による化学反応によって分解させて、暗い色素を減らすことで歯を白くしているということです。
歯医者で行うホワイトニングで光を当てるのはこの化学反応を助長するためで、歯を白くしているのは歯に塗布するホワイトニング剤によるものなのです。
ホワイトニングには、いくつかの種類があります。まず代表的なのが歯科医院で行うオフィスホワイトニングとホームホワイトニングです。
その他に薬剤の違いとして過酸化水素(尿素)で化学反応を超して歯を白くする方法や、ポリリン酸を使って歯の表面の汚れを除去するホワイトニングもあります。
また、歯医者以外のサロンなどで行う汚れを浮かせる成分や薬剤を使ったホワイトニングはホワイトケアとも称されることがあります。
このようにホワイトニングの種類には、薬剤の種類や方法まで含めると、かなりの種類があります。そうなると「どのホワイトニングがいいのか?」と迷ってしまいますが、歯を元の歯以上に白くしたい場合は歯医者さんのホワイトニングを、歯本来の白さにしたいなら、その他の方法でも問題ないと考えられます。
ホワイトイングで後悔しないためには、ホワイトニングをするのに気をつけるポイントを知っておく必要があります。以下に当てはまる人は、ホワイトニングができないとまではいかなくても、ホワイトニング行ってもいいか、歯科医師に確認を取ったほうがいい場合があります。
ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素を分解するカタラーゼ酵素を作ることができない「無カタラーゼ症」の方には絶対禁忌(不可逆的な障害を招く可能性がある状態)となります。
歯医者のみで行うホワイトニングを「オフィスホワイトニング」と言います。オフィスホワイトニングは過酸化水素(尿素)を歯科衛生士もしくは歯科医師が歯に塗布し、その上から特殊な光を照射します。
過酸化水素(尿素)の力で化学反応を引き起こして色素を分解し、光を照射することでその効果を高めます。
オフィスホワイトニングの特徴はそのスピードで、1回の施術で効果を感じることができます。施術は60分から90分程度で、1トーン程度明るくなります(個人差があります)。
いち早く歯を白くしたい人向けのホワイトニングですが、後戻りも少し早い傾向があります。納得いくまで白くしたい場合は、複数回の施術を受けるか、ホームホワイトニングを併用すると良いでしょう。
歯医者で型取りをしてマウスピース型のホワイトニングトレーを作り、そのトレーに過酸化水素(尿素)を含んだホワイトニング剤をを入れて歯に装着します。
しばらく(2時間程度)装着した後は歯を磨いて薬剤を落とし、それを毎日繰り返します。2週間から1ヶ月で効果が見え始め、1〜2ヶ月で1〜2トーン程度明るくなります(個人差があります)。
効果が出るまでに時間はかかりますが、自分が納得する白さになるまで使い続けることもできます(薬液の追加購入が必要な場合もあります)。
また、後戻りも比較的しにくく、後戻りしてもまた薬剤を使うことで白く戻すこともできます。長期間白い歯を維持したい方にお薦めです。
早く効果を得るために、先にオフィスホワイトニングを行い、その後数カ月間ホームホワイトニングを行うという人も少なくありません。
歯医者以外のホワイトニングで、サロンやジムなどでも提供しているセルフホワイトニングも、元々の歯が白い方にとっては有効と言えるでしょう。
歯の一番外側の組織は灰色からエナメル質という半透明で白色から乳白色の硬い組織で、その内側に柔らかくて黄色っぽい象牙質という組織があります。歯が黄色っぽい人はこの象牙質が透けて見えるためで、年齢を重ねるとこの黄色味が強くなってきます。
そのため、歯の汚れを落とすことで歯を白くするセルフホワイトニングには白くなる限度があり、歯医者で行う過酸化水素(尿素)を使ったホワイトニングほどの効果は望めないかもしれません。
ホワイトニングは、審美治療の中でも比較的気軽に行える施術です。歯が白いと「清潔」「爽やか」「健康的」など、様々なポジティブな印象の変化が期待できることから、就活や婚活などのイベントに備えて行ったり、自身の見た目を良くするために行う人もたくさんいます。
ただ、ホワイトニングの効果には種類や方法によって差があり、「やってみたけど白くならなかった」と後悔したり、「ホワイトニングで歯の色がまだらになった」「歯がしみて痛い」など、ホワイトニングを行ったことで不利益を被ったという人も実際にいます。
だからこそ、歯を白くしたいと思うなら、プロに相談することが大切です。当院では、歯のホワイトニングをする前に必ずカウンセリングを行っております。どのホワイトニングで、どんな色にしたいのか、そしてどんなリスクがあって安全に行うためにはどうすれば良いのか。ホワイトニングで後悔しないためにもぜひご利用下さい。
歯のホワイトニングで後悔することがある? | 公開日: 2024/06/12 | 更新日: 2024/06/18 | by
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