このページをご覧になっているということは、現在歯茎の腫れにお悩みということではないでしょうか?
それならまず、「歯ぐきの腫れに対する対処法」をご覧になられて、応急処置を行ってから歯医者さんに行くことをお薦めします。
もし、歯茎の腫れが治まっても、歯茎が腫れるのには原因があります。一旦落ち着いてもまた腫れる可能性がないわけではありません。
このページを読んで、歯茎の腫れを抑える方法、歯茎の腫れを予防する方法を実践していただければ幸いです。
ある日鏡を見たら歯ぐきが腫れていた、歯磨きをしていたら歯ぐきがブヨブヨになっていた、家族などから「歯ぐきが腫れている」と指摘を受けた、などなど、気がつけば歯ぐきが腫れていたということ…ありませんか?
実は、歯ぐきはこのように「痛くも何ともないのに歯ぐきが腫れている」という症状が起こることがしばしばあります。
主な原因として考えられるのは「虫歯」「歯周病」「歯根破折」の3つの歯科疾患で、その他として腫瘍や膿瘍などが例外的に考えられます。
これらは時として痛みも感じないのに腫れることのある病気です。
虫歯が歯髄に達すると、歯ぐきに膿が溜まり、歯ぐきが腫れることがあります。歯髄がある歯には痛みが生じるため、その時点で気づきますが、歯髄がない場合や壊死している場合は、神経がないため痛みを感じないことがあます。
歯周病は「サイレント・ディシーズ(静かな病気)」とも呼ばれる病気で、痛みなく進行するという特徴を持ちます。歯周病の初期の症状から歯ぐきの腫れは確認できますが、痛みがないために気づかない事が多いです。
歯の根にヒビが入った状態を歯根破折と言い、神経を取った歯に起こりやすい症状です。歯の根が破折するとそこから細菌が入り、膿が溜まって歯ぐきが腫れたり、サイナストラクトという白い出来物ができることがあります。
腫瘍とは、細胞が身体の制御に反し過剰に増殖してできる組織塊で、悪性のものは「ガン」と呼ばれます。膿瘍というのは、組織の中に膿がたまり歯ぐきが腫れる状態です。通常の腫れ方とは見た目や特徴が異なることがあります。
参考:口腔ガン・舌ガン
歯ぐきが腫れても「痛くないから」といって、すぐに治療を始めない方は少なくありません。しかし、腫れというのは、お口の中で何らかのトラブルが発生しているというサインですので、例え痛みがなくても歯科を受診するべき症状です。
痛くないからといって放っておくと、症状は悪化し、歯を失ったり、それ以上の問題が起こることもあります。
また、歯ぐきが腫れているということは、高い確率で口臭を伴います。歯周病は「メチルメルカプタン」というガスが発生する仕組みの病気で、強烈な匂いを発します。また、歯ぐきの中に溜まった膿も独特な匂いを発します。痛みだけでなく「あの人匂う」という指摘を受けるのも、精神的なダメージに繋がります。
歯ぐきが腫れたら、その原因に対する治療を行うことが重要です。
ではなぜ、歯ぐきが腫れているのに痛みを感じないのでしょうか。これは原因ごとに異なります。
歯ぐきが腫れていると感じたら、まず自身できることとは「歯磨き」です。これは歯や歯と歯ぐきの間に潜んでいる菌が原因であることが多いためです。ただし、この際絶対にやってはいけないのが「強く磨く」ことです。やわらかい歯ブラシでやさしく磨くことを徹底しましょう。殺菌効果のあるうがい薬も菌を減らすという意味では効果がありそうですが、歯周病や虫歯菌は、このうがい薬では対処できない場所に潜んでいることが多いです。
また、腫れるメカニズムとして、血液や膿で歯肉の中の内圧が高くなっている場合があります。この場合は、冷やすことで内圧を下げ、腫れを抑えることができる場合もありますが、根本的な原因の解決にはなりません。痛みを伴う場合には、痛みを取る方法として試してみるのは良いと思います。
最もしなければならないのは「歯科受診」です。原因が何であっても、歯ぐきのトラブルはまず歯科受診で間違いはありません。歯ぐきが腫れるという症状が出るということは、自身では改善困難なほど症状が進行していると考えられます。歯ぐきが腫れたら、迷わず歯科での治療を始めましょう。
歯ぐきの腫れは、外傷などではない限り、何らかの病気のサインの可能性があります。
虫歯に歯周病、歯根破折、いずれも早めに治療が必要な病気です。早めに歯科にかかることをお薦めします。
「もしなんともなかったら」を考える必要はありません。たとえそれが、単なる食物の咀嚼に伴う傷などであっても、それはそれで「なんともなくて良かった」となるだけです。
歯ぐきが腫れる症状が現れる病気は、早めの治療が効果的です。歯ぐきが腫れたら「様子を見よう」ではなく、早めに歯医者さんに相談しましょう。
歯ぐきが腫れるそもそもの原因は、菌や生活習慣です。これらは日頃のセルフメインテナンスや予防歯科をしっかりしていれば、防げる可能性も低くありません。
しかし、大切なのは「歯ぐきが腫れないため」に歯磨きをしたり歯医者に通うのでななく、歯や健康を守るためにこれらを行うということです。
例えば歯周病は、お口だけではなく、身体(糖尿病や心臓病、認知症や妊娠)などにも影響することがわかっています(※1)。お口の健康を守るだけでなく、身体の健康につなげるためにも、歯科への定期的な受診をご検討下さい。
アップル歯科では、予防を大切に考えています。歯ぐきトラブルが起きないため、身体の健康を守るためにも、予防歯科をご利用下さい。
※1)近年,歯周病が全身の健康に悪影響を及ぼしていることを示唆する論文が年々増加しており,「歯周病が全身と関連する」という見解は確かな情報として世界的に広まってきた。また,蓄積された研究成果は医科分野からも注目され,糖尿病,心疾患,脳血管疾患,肺炎,関節リウマチ,腎臓病などの全身の疾患に対する歯周病の影響に関する多くの有益な情報が,医療界全体に浸透しつつある。
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