歯科医師募集

医療法人社団アップル歯科クリニック理事長吉見哲朗です。

先ずは、私の自己紹介からお話しましょう

私は徳島大学歯学部を17期生として卒業しました。1999年のことです。その時とても勢いのある友人達に恵まれていた私は、「みんなで東京へ行くぞ！」と、希望と夢を胸に東京進出を決意しました。関東では巨大病院として有名な医療法人社団歯友会　赤羽歯科へ就職が決定。

しかし、現実は厳しいもの･･･新人期間は一切の休みなし、勉強、勉強、日々勉強･･･歯科医療づけの本当に忙しい日々を過ごしました。

ドクター10名という環境の中、競争率は激しかったものの、技術・知識・話術に優れた先輩達に常に刺激を受け、歯科医師としての、基盤を学ぶ事が出来ました。また、休みの日はセミナーへ積極的に参加し、歯科医師として、向上、目標を達成する事への楽しさを知っていきました。

目標を達成する事で、自然と「開業」を考えるようになり、開業の地を生まれ育った関西で考えていた私は、関西で開業まで勤務させてもらえる歯科医院を探しました。その時に、既に歯科医院を都内で開業されているある先生に、「どんな歯科医院に勤務すれば開業に有利ですか？」と、私は質問しました。その先生は都内でも大変流行っていると評判の先生でした。勤務する歯科医院を選ぶ幾つかのポイントがあると、その先生は言われました。

1.院長先生の年齢が、30歳から45歳までであること: 20代の院長先生はまだ仕事に油が乗っていない、50過ぎると守りに入る先生が多いので参考にならない
2.その歯科医院の診療方針や医院理念、考え方に共感できること: 開業している歯科医院は全国で60000軒以上！儲け主義の医院もあれば、患者様サイドに立って考える医院もある。診療方針が合わないと毎日の診療が苦痛となる。
3.将来開業するつもりなら、同じ立地で同じ規模の歯科医院を選んだほうが参考になる: 住宅地で開業する場合と、街中でテナント開業する場合は、患者層も求められる技術、サービスも全く違う。
4.そして一番大切なことは、院長先生が情熱的で前向きなこと: 歯科医院の経営は大変であるが、昔は良かったと過去を振り返る後ろ向きな先生に未来はない。そして人間を動かす一番大切な情熱、これがない院長先生は駄目だ。

その先生は、今から5年前に私に話してくれました。

その時はあまり大切に感じなかった私も、今あの時のメモを読み返してみると、さすがに都内で有数の規模の院長先生は凄いなと今でこそ感じます。

私自身、毎年徳島大学歯学部の後輩方や、交流をさせて頂いているドクター方達と、ドクターの就職について話をしています。その場では個別の相談に乗ることも多いのですが、多くの学生さんが3年後、5年後、10年後の将来の不安は強く感じていても、3年後5年後10年後に自分がどうありたいと言った目標をきちんと持っている学生さんがとても少ないことに驚きます。

「友達が大学院に行くから私も学位くらいは取ろうか？」
「クラブの先輩の歯科医院から誘われたので就職しようか？」

安易な気持ちで、卒業して数年間の最も大切な時期、ある意味であなたの歯科医師の生涯を、決定してしまう時期を、どこでどう過ごすかを決めているような気がします。